作品づくり

撮影時のモデルの探し方【ファッション写真・ポートレートの作品撮り】

2020年7月30日

  1. HOME >
  2. 写真 >
  3. 作品づくり >

撮影時のモデルの探し方【ファッション写真・ポートレートの作品撮り】

2020年7月30日

ファッションやポートレートの撮影において「被写体」となるモデルは、写真のイメージを左右する重要な存在です。ただ、「どうやってモデルを探すの?」と多くの人は考えてしまうはず。今回は作品撮り時のモデル探し方法について、まとめてみました。

どうやってモデル探しをする?

「人物探しのモデルをどうやって探すか?わからない……」何を隠そう、僕も最初はそうでした。
基本的には細かいことをだれも教えてくれないので、自分でまず「探し方」を見つけなければいけません。
おもに、以下のようなやり方があります。

・SNSを利用する
インスタグラム、TwitterなどのSNSを通して仲良くなり、DMなどで「よかったら今度写真を撮らせてもらえませんか?」といったやり取りを行います。
自分自身のアカウントを持っていると「どんな写真が撮りたいか」というイメージを伝えやすいです。

・WEBサイトをつくる
自分の作品を掲載するWEBサイトがあると、WEBサイトを見てくれた人から連絡がくることがあります。
ただ、最近だとWEBサイトを公開しているだけではなかなか見てもらえません。
SNSを利用した情報拡散はマストでしょう。

・友人・知人に依頼する
友人・知人に、モデル活動をしている人や、将来モデルになりたいという人がいたら「作品撮りしませんか?」と相談してみましょう。
モデルさんも、活動をしていく上でいろんな写真が必要になります。一緒に作品撮りをすることで、互いに作品が増えるのでプラスになります。
また、周囲の友人に「だれかいたら紹介して」と話をしておくのもいいです。
ただし、紹介の場合だと「イメージと異なるから」といった理由で断るのは難しくなるため、相談の仕方には気をつけるようにしてください。

・モデル登録サイトで探す
最近は、サロンモデルやポートレート撮影モデルなどの登録サイトが増えています。このようなサイトで、イメージに近いモデルさんを探すという方法もあります。
ただし、金銭のやり取り(サービス利用料とモデル料の支払い)が発生してしまうため、あまりおすすめしません。
また、サイト上で送るメッセージ以外の、LINEやPCメールといった直接のコンタクトを禁止している登録サイトもあります。

・撮影関連のスタッフに紹介してもらう
ヘアメイクやスタイリストなど、撮影に関わるスタッフさんにはモデルの友達がいることが多いです。「イベント(ファッションショーなど)のメイクを担当したから見にきて」と声をかけてくれたときには、積極的に足を運ぶようにしましょう。フットワークはなるべく軽い方が人間関係が広がります。
また、クリエイターが集まるパーティや飲み会などで知り合う機会もあります。

・路上で声をかける
これは最後の手段です(笑)。出会いは一期一会。「どうしても撮りたい」という人を見かけたときには聞いてみるのもひとつの手です。ただ、異性に声をかける場合は確実にナンパと間違われますので、名刺を渡して説明をするなど、きちんと自己紹介しましょう。
相手が不審がっている場合は、ホームページやインスタグラムに載せている写真を見てもらって、もしよければ連絡くださいと伝えるといいです。(ただし、連絡がくる可能性は低いです)
同性同士だと、警戒されることは当然ながら少ないです。

・仕事で知り合ったモデルさんに相談する
すでにフォトグラファーとして活動している人は、この方法が使えます。最初はなかなか難しいため、ほかの方法を探るようにしましょう。

「モデル探し」の際に気をつけたいポイント

・金銭のやり取りを行わない
作品撮りにおいて、フォトグラファーとモデル、またそのほかのスタッフ(ヘアメイクやスタイリスト)は対等な関係です。
つまりモデルに対して費用を支払ってきてもらうのでは作品撮りになりませんし、「仕事」として来てもらうと、関係性も変わってきます。
もちろん、「わざわざ遠方から来てくれるので交通費を支払いたい」「せっかくなので、ごはんをごちそうしたい」というのは自然なことなので、相手との関係(とその日の懐具合ですね)によって相談しましょう。

誤解してほしくないのは「モデルに報酬を払うことがNG」と言っているわけではありません。
僕の場合、仕事の撮影を依頼する際にはきちんとギャランティをお支払いします。
プロとして仕事をして生活していくためには、案件に見合った報酬を得ることが必要だからです。

・「モデル探し」で仕上がりのイメージが決まる
ファッション写真やポートレートの場合、撮影を行うフォトグラファーの作風やテーマはもちろんのこと、「最終的にどんな人が被写体になるか」は、作品における重要な要素になります。
ある意味、「もっとも重要な要素」であると言えるでしょう。
「プロのモデル」「女優・俳優」「ミュージシャン・アーティスト」など、どんな写真を撮りたいかによって被写体は異なってきます。

・事務所に所属しているかどうかを確認する
モデル事務所に所属しているモデルさんの場合、作品撮りなどを自由に行えないケースもあります。
所属先によって「事務所からくる案件以外は、自由に受けていい」「作品撮りはどんどんやっていいと応援してくれている」「金銭が発生しない撮影(作品撮り)であってもマネージャーに報告が必要」など、対応方法はさまざまです。撮影したあとで揉めることがないよう、撮影前に必ず確認することをおすすめします。

・ドタキャンに気をつける
相手との関係性ができていない場合、撮影の約束をしてもその日にこない、ということが実際にあり得ます。急に連絡がつかなくなる…ということも。SNS経由やストリートで知り合った場合は特に危険です。
撮影前に会って打ち合わせをするなど、当日に向けた事前準備をしっかりと行った方がいいでしょう。
友人・知人の紹介だとすでに関係性ができているためにドタキャンの可能性が低く、安心できます。

・相手の年齢に配慮する
たとえばモデル事務所のスタッフがスカウトを行う場合だと、18歳未満は先方の親御さんの許可を必ずいただく必要があります。撮影も同様です。
20歳未満のモデルさんは、事務所に所属していれば担当マネージャーとやり取りすることでトラブルを避けることができます。

あとがき

作品撮りのモデル探しは大変ですが、人物撮影を続けていく上ではとても重要です。
素敵なモデルさんやヘアメイク、スタイリストと知り合えると、作品のレベルが一気に上がります。
もちろん、撮影時にシャッターを切るのはフォトグラファーです。圧倒的なイメージを提示できるかどうか。撮影者のクリエイティビティ(創造性)が最後は決め手になるのが、作品撮影の醍醐味です。

よく読まれている人気記事

1

写真を撮ってメシを食う人のことをかつては「カメラマン」と呼んでいましたが、最近は「写真家」や「フォトグラファー」という呼び方も増えています。 正直どう違うの?という方のために、フォトグラファーという呼 ...

2

雑誌やムック、カタログなどの本をつくるためには、テーマやコーナー企画の立案以外にも、さまざまな準備が必要です。中でも、重要な設計図となるのが「台割(台割り・だいわり)」と呼ばれるもの。 今回は、紙媒体 ...

3

フリーランスとして生きていく上で「専門分野を極めるべき」あるいは「複数のスキルを持った方がいい」という両方の意見があります。はたしてどちらが正しいのでしょうか?実体験を交えながら、意見を述べてみたいと ...

4

みなさんは「パーマセル」って聞いたことありますか? プロの撮影現場ではほとんどの人が持っている、とても身近な道具なのですが一般的にはほとんど知られていません。 ちょっと高いけど、ものすごく便利なので一 ...

-作品づくり

© 2020 Atsushi Photolog Powered by AFFINGER5