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ブライダルカメラマンで稼ぐには?【ウェディング写真業界をプロが解説】

2020年7月30日

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ブライダルカメラマンで稼ぐには?【ウェディング写真業界をプロが解説】

2020年7月30日

写真の仕事を解説するシリーズ、今回は需要の多いブライダルカメラマン(ウェディングフォトグラファー)についてです。
ウェディング写真業界の概要にも少し触れていますので、興味のある人はぜひチェックしてください。

ブライダルカメラマンになるには?

・求人募集に応募する
人が結婚しなくなることはありません(笑)。「写真で稼ぐ」分野の中では需要が多い方なので、すぐにチャレンジできます。

・一眼レフカメラが条件のことが多い
基本的に、カメラとレンズは自前のものを用意する必要があります。
また、一眼レフで写真を撮るための最低限の知識(シャッタースピード、絞り、ISOなど)を理解している必要があります。
経験はある方がプラスですが、結婚式撮影の経験はなくてもOKです。

ブライダルカメラマンになるメリット

・間口が広く、奥が深い世界
ジャンルとしては入りやすいのですが、長く続けていく上では専門的なスキルが

・コミュ力が身につく
基本的な礼儀ができないとダメですが、だれしも素敵な結婚式を迎えたいもの。
特に問題がなければ、みなさん笑顔で迎えてくれます。会話の中で自然とコミュ力が身につきます。

・学生や新卒からでも稼げる
基本的には実力重視の世界(+最低限のマナー)なので、いい写真が撮れれば活躍できます。また、年齢も特に関係ないジャンルですので、サラリーマンをやめてこの分野に飛び込む人も多いです。

・直接受注ができる
続けていくことで、撮影した夫妻から紹介をいただくことや、口コミから仕事が広がっていくことあります。
また、フリーランスとしてHPを持ち、直接仕事を受ければギャラは数倍になります。

・平日に時間ができる
結婚式(前撮りを含む)の撮影は土日祝が多いため、平日はわりと時間ができます。他ジャンルの仕事を受けることもできるのですが、スキルアップや編集作業に当てる人も多いですね。

・動画撮影&編集でギャラアップも
動画の撮影と編集ができれば、さらに報酬もアップします。勉強が必須です。

・幸せの瞬間を共有できる
これが一番大きいですね。
「人の幸せに立ち会える」って、普通の人生を過ごしているとなかなかないですよね。
すごくやりがいのある撮影です。

ブライダルカメラマンになるデメリット

・スーツ着用が基本
デメリットかわからないのですが、結婚式の参加は礼服が基本です。ウェディングフォトグラファーも同様です。「スーツは絶対着たくない!」という人は厳しいかもしれません。。

・既得権益や囲い込みが存在する
会場によっては「指定の業者でないと撮影が不可」というところがあります。外部のカメラマン持ち込みNGという感じですね。持ち込みOKでも、別途カメラマンの持ち込み料が設定されていることも多く、結果的に会場側が手配するカメラマンよりも高額になるケースがあります。
会場と業者の協力関係で成り立っているので致し方ないのですが、必ずしも実力重視、というわけではありません。

・土日祝日に休めない
結婚式はハレの日に行われるため、土日や祝日に休むことが難しくなります。平日は映画館やテーマーパークが空いてるからいいんですけど、友人とは休みのスケジュールが合いづらくなります。

・独特のしきたりやルールも
「バージンロードは踏んではいけない」というマナーはなんとなくみなさん知っているかもしれませんが、会場によっても細かいルールがあります。仮に初心者だったとしても、先方からは「プロ」として扱われます。時には雑な扱いを受けることも…。

・一生に一度なのでミスが許されない
多くのカップルにとって、結婚式は一生に一度が基本。
ニコラス・ケイジは何度も離婚してますが、そいういう人はごく少数です。撮影後に「写真の仕上がりがよくない」「失礼だった」などと言われるとメンタル的にはかなりのダメージです…。

・結婚式需要の低下&人口減で将来に不安も
結婚式自体が減っていることや、友達に撮影を頼むという人も増えています。
また、人口が少なくなっているために業界自体の競争も激しいです。
なので、ただ写真を撮っているだけだと将来売上が落ち込む可能性があります。アルバム制作や動画を含めたプランや、結婚式だけでなくマタニティ、七五三の撮影につなげていくなど、長い目で見た戦略が必要です。
こうした理由は、写真業界だけの問題ではないですが。。

どれくらい稼げる?

1本の結婚式(式と披露宴)の撮影料で15,000円前後からが相場です。登録制の撮影企業だと、腕によっては1日20,000円以上稼げるようになります。
また、二次会の撮影を行う場合はプラスになったり、式当日以外に前撮りの撮影を行ったりする場合は同様にそのぶんの費用が加算されます。
フリーランスで活動する場合は、撮影料に加えてアルバム制作をすることで、ギャラもアップします。
人によって相場は異なりますが、撮影料+アルバム制作で30,000円以上、プランによっては60,000円以上というケースもあります。動画の撮影&編集もセットだと、さらに金額は上がります。

もちろん指名が増えていくことで、もらえるギャランティも上がっていきます。
「リーズナブルな価格で、たくさんの人に喜んでもらえるタイプ」になるか、「個人のブランド力を高めて、多少高くても指名されるタイプ」になるかを考えていく必要があります。
個人のブランド力を高めるには、作家性(その人にしか撮れない作風)はもちろんですが、スキルアップも大事です。
僕が会ったことのあるブライダル専門のフォトグラファーは、ストロボの特殊な使い方を工夫するなど、技術的にも優れている人が多いです。会うたびに刺激を受けています。

まとめ

今回は、全国場所を問わずに需要のあるブライダルカメラマン(ウェディングフォトグラファー)は、についてまとめてみました。
もちろん地域によって事情は異なるので、相場感など「それはちょっと違うよ」と感じる人もいるかもしれません。あくまでも目安として、参考にしてもらえればとうれしいです。

メリットのところでも触れていますが、最高の瞬間に巡り会えて、カップルや家族の方々にも信頼されて喜ばれるって、ほんとにすごい仕事です。
(僕は20代の一時期、少しだけ撮影を経験したことがありますが、実際に手紙や挨拶のシーンなど、涙腺ゆるい人はぼろぼろ泣けてくるはずです。レンズがくもって見えない…と思ったら自分の涙だったという 笑)

結婚後、家族としての歩みに関わることができるのも魅力です。
とても素敵なお仕事ですよ!

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Atsushi Yamada

Atsushi Yamada

写真家。ときどきディレクターもやってます。 ワーホリ渡豪、20代で出版社立ち上げてフリーに。 英会話は日常会話レベル。都内の自社スタジオに棲息。 ブログでは写真や文章、クリエイティブ全般について語ってます。

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