未分類

著名な写真家たちが残した12の名言【心に刺さる英語のメッセージ】

2020年8月30日

  1. HOME >
  2. 未分類 >

著名な写真家たちが残した12の名言【心に刺さる英語のメッセージ】

2020年8月30日

写真家は被写体を観察し、カメラにおさめる仕事だけに、アーティストとして哲学的な思考を持つ人が多いです。今回は、心にグサグサ刺さる歴史的な写真家の言葉をひも解きます。
英文フレーズと翻訳を同時に紹介し、英会話の勉強にも役立てるようにしています。
特に「単数形」「複数形」の使い分けと、高校レベルの文法について触れています。

1
「いい写真が撮れなかった」とは
「被写体に近づけなかった」ということ。
“If your pictures are not good enough you are not close enough.”
ロバート・キャパ

ハンガリー生まれのアメリカ人写真家。世界的な写真家集団、マグナム・フォトの創始者で、スペイン内戦中に撮影された「崩れ落ちる兵士」という写真はあまりにも有名。
幾多の戦場を駆け巡り、最後はベトナムで命を落としたキャパの言葉だけに、グッとくる説得力があります。

not good enough あまりよくない
not close enough 十分近くない

2
「写真」はそこにある。
私たちは、ただそれを撮るだけだ。
“The pictures are there, and you just take them.”
ロバート・キャパ

同じくキャパの言葉。
モノを「取る」のtakeと、写真を「撮る」という意味のtakeをかけ合わせたダブルミーニングになっているのが面白いです。

「The pictures」は、「(一般的な意味での)写真全般」を指しているので、複数形です。
Theがついている理由は「(芸術としての)写真表現」というくくりで話しているのか、あるいは「自分の作品」というニュアンスなのか、どちらかでしょう。

*注意
「ダブルミーニング(double meaning)」は、英単語としてそのまま使えます。
主語にするときは単数形です。

3
写真を撮る理由は、
言葉で説明する必要がないものを表現するためだ。
“The whole point of taking pictures is so that you don’t have to explain things with words.”
エリオット・アーウィット

フランス生まれの写真家で、キャパが創立したマグナム・フォトのメンバー。
ウィットとユーモアにあふれる彼の作品は、ストーリーを感じる1枚、というものが多いですね。
「Taking pictures」「Taking photos」は複数形にすることで「(一般的に)写真を撮ること」の意味。
ただし、「The whole point」(重要なポイント、全体的なポイント)は、ひとくくりにして単数形で表現しています。「1つしかない」というニュアンスなので、冠詞は「the」がついていますね。
「things」「words」は一般的な意味の「物」「言葉」なので、ふつうは複数形で話します。
「so that」構文は覚えにくいので、こういう名言や格言で覚えてしまいましょう!

so that

4
写真は撮るものではない、「つくる」ものだ。
“You don’t take a photograph, you make it.”
アンセル・アダムス

モノクロームで雄大な大自然を写した写真家、アンセル・アダムス。いわゆる風景写真家なのですが、残した作品がすごすぎて、写真を現代アートの域まで高めた人のひとりです。
優れた作品だけでなく、たくさんの名言を残しています。
プリント技法にこだわったアダムスの「写真はつくるもの」という言葉は、写真を学ぶ人にとっては教科書みたいなひとことですね。
後世の写真家に、大きな影響を与え続けています。

5
「いい写真」を撮るルールなんてない。
ただ、そこに「いい写真」があるだけだ。
“There are no rules for good photographs, there are only good photographs.”
アンセル・アダムス

米国・サンフランシスコで生まれ、14歳でときにヨセミテ国立公園で写真を撮り始めた彼ならではの言葉です。
「ルールはない」は「no rules」と複数形です。
「no+名詞」は「no rule」のように単数形で使うこともありますが、ここでは「もともと存在するルール」を否定しにかかってる、というニュアンスなので複数形でOKです。

6
いい写真とは「自分がどこに立つべきか」を知ることだ。
“A good photograph is knowing where to stand.”
アンセル・アダムス

大自然だけでなく、建築や身近な風景をカメラにおさめたアダムス。光を観察して追求し続けた人だけに、説得力があります。
「where to stand」は「立つための(立つべき)場所」という意味。

7
すべての写真の中には、つねに2種類の人がいる。
撮る者と、観る者だ。
“There are always two people in every picture: the photographer and the viewer.”
アンセル・アダムス

目の前にあるものを切り取る、「ストレート・フォトグラフィ」を提唱したアダムス。独自の観察眼を持っていただけに、深い言葉です。

8
カメラは、目以上にものを見る。
だからこそ、使うべきじゃないか?
“The camera sees more than the eye, so why not make use of it?”
エドワード・ウェストン

ストレート・フォトグラフィーを追求し、アンセル・アダムスとグループf/64を結成したウェストン。自然や人物を造形美のように切り取った彼の写真は「彫刻的」とも言われます。被写体を観察する力と、曲線や直線を生かした構図が独特なアーティストだけに「カメラは、目以上にものを見る」というのは納得。
why notは「~してみたら?」という表現。わりとカジュアルな会話で「~しないとおかしいよね」ってニュアンスで使います。

make use of itは「使用(利用)する」というイディオムですが、普段はそんなに使わないと思います。
かっこいい表現ですが、おそらく英検1級レベル以上なので「余裕があれば覚える」で大丈夫です。

基本は読んだり、聞いたりしたときに理解できればOK。
why not ~しないの?~してみたら?
make use of it 使用(利用)する

9
すべての写真は、寸分の狂いもなく正確だ。
だが、そこに一切の真実はない。
“All photographs are accurate. None of them is the truth.”
リチャード・アヴェドン

人物写真、ポートレートの巨匠として超有名なアヴェドン。ハリウッド女優から市井の人々(そこらへんにいる人)まで、幅広い被写体を大判カメラで撮影したことで有名。それだけに「一切の真実はない」っていうのが深いです。
「None of them」は単数形で使うのを覚えておきましょう。

注目したいのは「All photographs」は複数形なのに、その直後では単数形になっていること。

単数・複数という考え方がない日本人からすると、「複数形で統一しなくて大丈夫なの?」と疑問に感じます。

英語をしゃべっているとこういう状況はよく起こるのですが、複数形で話し始めたものを単数形(it’sやthat’sなど)とその後に指し示すのは、特に問題ありません。

none of them どれでもない

10
目は、見る前に「聴くこと」を学ぶべきだ
“The eye should learn to listen before it looks.”
ロバート・フランク

第二次大戦後に発表された写真集「ジ・アメリカンズ」は、歴史的な評価が高い一冊です。
アメリカの路上を車で旅しながら撮影したフランクが、まず「聴くこと」を学べと言ってるのは興味深いです。

「The eye」は「目」と訳しましたが、視点(perspective, way of thinking)という意味ですね。ダブルミーニングです。

11
「写真を撮る」って、夜中にキッチンに忍び込んで
オレオを盗むみたいなものよ
“Taking pictures is like tiptoeing into the kitchen late at night and stealing Oreo cookies.”
ダイアン・アーバス

社会的マイノリティに目を向け続けた女性写真家、ダイアン・アーバス。ほろ苦いクッキー、オレオに例える表現が秀逸です。
キャパの言葉でも触れていますが、「Taking pictures」「Taking photos」は複数形にすることで「(一般的に)写真を撮ること」の意味です。

12
私は部外者だ。
だから「写真のルール」なんて興味なんだ。
I came from the outside, the rules of photography didn't interest me.
ウィリアム・クライン

「アレ・ブレ・ボケ」が強烈なクラインの作品。映画監督としても数多くの作品を残しています。もともと絵画やグラフィック・デザインを出発点としているだけに、型破りなスタイルをファッション写真に持ち込み、変革を起こしました。

「outside」は、文脈によって名詞になったり副詞になったり、超ややこしい単語のひとつ。ここでは「外(外部)」という意味の名詞として使われています。

come from the outside 外の世界からきた
the rules of photography 写真(の世界)のルール

名言・格言は会話でも使える!ぜひフレーズで覚えよう
いかがですか?写真家の仕事は、独自の視点で現実を切り取ること。それだけに、ひとつひとつの言葉に重みを感じます。
気に入ったものはフレーズとして覚えておくと、英語での会話にも役立ちますよ。

ちなみに、僕の名言は…

「Shoot or shoot not, there is no try」
(撮るか、撮らないか。「試しにやってみる」なんてものはない)
です。

スターウォーズのジェダイマスター、ヨーダと同じですね(笑)。

よく読まれている人気記事

1

写真を撮ってメシを食う人のことをかつては「カメラマン」と呼んでいましたが、最近は「写真家」や「フォトグラファー」という呼び方も増えています。 正直どう違うの?という方のために、フォトグラファーという呼 ...

2

雑誌やムック、カタログなどの本をつくるためには、テーマやコーナー企画の立案以外にも、さまざまな準備が必要です。中でも、重要な設計図となるのが「台割(台割り・だいわり)」と呼ばれるもの。 今回は、紙媒体 ...

3

フリーランスとして生きていく上で「専門分野を極めるべき」あるいは「複数のスキルを持った方がいい」という両方の意見があります。はたしてどちらが正しいのでしょうか?実体験を交えながら、意見を述べてみたいと ...

4

みなさんは「パーマセル」って聞いたことありますか? プロの撮影現場ではほとんどの人が持っている、とても身近な道具なのですが一般的にはほとんど知られていません。 ちょっと高いけど、ものすごく便利なので一 ...

-未分類

© 2020 Atsushi Photolog Powered by AFFINGER5